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撃ち抜かれた戦場は、そこで消えていろⅡ ー弾丸魔法とゴーストプログラムー

撃ち抜かれた戦場は、そこで消えていろII ―弾丸魔法とゴースト・プログラム― (ファンタジア文庫)


今、期待大のシリーズ第2巻。


今巻はレインとエアの写し鏡とも言える新キャラ、デットリムとイスナが登場。敵なんだけど憎めない、どこか掴みきれない二人なんだけど、話が進むにつれて、嫌いになれない。嫌いになれるわけがなかった。立場は違うが、レインとエアが辿るかもしれなかった道をデットリムとイスナは通っていて、胸が痛い。敵としてではなく、味方でいてくれたら…と甘い考えが起きますが、そんなはずはない。そんな新キャラをぶつけることで、レインとエアが心のうちを明かしていく展開は凄く良かった。物語的には絶望感があるんですが、絶望的な戦場で見せるレインとエアの葛藤や本音をぶつけ合うことで起きるドラマが良かったです。


戦況は悪化したが、関係は進んだがら良し。

アスリーのついては早いとこ触れてほしいなと思います。



続きが楽しみです!