岡本タクヤ先生の新作!
学園でこそ起きる青春、そこには光と陰がある。学園内で起こる問題に風紀委員は立ち上がる。
いや〜テンポの良い会話や特徴的なキャラがわんさかいたりしていて、まさに青春の闇鍋。とっ散らかっちゃいそうなところを巧みな手腕でまとめ上げる岡本先生、流石!
主人公・椎名が後輩・天野に振り回されながらも、しっかり先輩らしいところを見せる良識さがあるし、問題を起こした生徒に寄り添う優しさもある。それは過去の自分もそうだったから… 笑いや勢いがありながらも、しんみりとするところがある。天野もそんな椎名が側にいるから、天真爛漫でいられるようで良い関係ですね。
脇キャラも個性派揃いで、頼もしい。
誰もが経験する高校時代。色んな過ごし方があるなとしみじみと思い、青春の良さも悲しさもぎっちり詰まっていて、最後はすっかり作品に浸りました。
是非シリーズ化して欲しい作品です。
この青春の渦に巻き込まれるのもたまにはありだと思います。