羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

スイレン・グラフティ わたしとあの娘のナイショの同居

スイレン・グラフティ わたしとあの娘のナイショの同居 (電撃文庫)


買う予定ではなかったんですが、表紙とあらすじに引き寄せられて購入。やはり勘で買うのも読書の醍醐味。

それはさておき、内容としては、複雑な家庭環境を持つ、彗花と蓮が同居していくうちに最初は微かだった気持ちがどんどん膨れ上がっていく。百合の良さが詰まっていて、読んでて幸せでした。物語の起承転結もしっかりしていて、転から結までの流れが怒涛の勢いで転がり落ちていくようで素晴らしかったです!


良い子の彗花が問題児の蓮と過ごしていくうちにハッキリ物を言えるようになったり、蓮は素直に甘える余裕が出来たりして、互いに高めあっていくのを物語に昇華していました。


単巻でも良いですが、続きが読みたい気持ちが強いです。