羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

青い春を数えて

青い春を数えて


以前から気になっていたので、読めて良かった。

この作者の描く心理描写はたまらないと改めて思う短編集でした。


学生生活をしていると嫌でも周りと比べたり、悩みを抱えてしまう。

今作は女子高生の様々な感情。

臆病、嫉妬、傲慢、個性、不安。

どれも大事な悩み。

そこを短編という制限がかかる中、上手く話に落とし込んでいて、読む手が止まらない。そして、胸に刺さる。


青春って悩まずに通れない道だと思いました。


周りに自分を理解してくれる人がいることがどれほど大切なことか。


よく考えさせられる作品でした。