異世界でミステリー?ということで、一体どんな話だろうと興味が湧く内容で、読みましたが、これが面白い。
主人公の俺はミステリ好きを拗らせて、ろくな死に方をしなかった。しかし、ファンタジーの世界に転生して、その世界にない現代の知識を武器に成り上がっていく。
友人にも恵まれ、順調に成長して、そろそろってときにある事件に巻き込まれる。
成り上がっていくものとしてや本格ミステリとしても楽しめる作品になっている。
ある視点を持っている読者なら犯人を割り出せるな。フェアな事件であろうとする作者の腕が良かったです。
主人公のヴァンだけでなく、友人のレオ、キリオも魅力的で、好きになりました。
1巻ということで、物語の導入ですが、衝撃なこともありながら、この続きが読みたいと思いました。
次巻を楽しみにしてます。