羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

さびしがりやのロリフェラトゥ

さびしがりやのロリフェラトゥ (ガガガ文庫)


さがら総の人と人ならざるものの繋がりを描く群像劇。

自分の殻に篭る少女、面倒みがよく情に厚い不良少女、吸血鬼、ロボット。様々な気持ちや想いが入り乱れていて、視点が切り替わっていくので、違う角度から見ると、見え方がそれぞれ違うので、主観の大切さというのがよく分かりました。


良い具合に行き違っていて、現実もこんな感じなのかなと思ってしまいました。


コミュニケーションは完全ではないということですね。


キャラのバックボーンと物語の構成や流れは流石でした。