羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

大事なものは何なのか 竜と祭礼 ー魔法杖職人の見地からー

竜と祭礼 ―魔法杖職人の見地から― (GA文庫)


これはまた美しい物語が生まれました。

杖を直す。最初はそこからどう物語を広げていくのかと思ったが、直すために必要な竜の心臓どう見つけ出すのか。竜はもう1000年以上前に絶滅している。そんな状況からどうやって竜の心臓を探すのかと、気になって仕方がなくて、読む手が止まらない、止まらない。

静かにそっと真相に進んでいくのも楽しくて、気付いたら、没頭してました。


杖職人・イクスと依頼者・ユーイのデコボココンビも面白いですし、道中出会う人達も大切な言葉を残していくし、物語だけでなく、登場してくるキャラの命が感じられて素敵な心配りだと思いました。


竜はどこに?

杖が壊れた理由

師匠がイクスに願ったこと

他にも色々ありますがこの3つは胸に響きました。


読み終えた後は優しい物語だったなと。


どうやら続きが読めそうなのでかなり嬉しいです。


気になる方は是非読んで確かめてほしいです。