前巻の刊行から1年と数ヶ月が経ち、アニメと映画が盛り上がったところで、次は大学生編へと移る。
思春期症候群という内容的に高校生のうちだけでも良いように思うが、青ブタが続いてくれるということは嬉しい。
一区切り出来るタイミングはあったと思うが、終わらなかったということはやることは全てをやり切るということだと感じました。
完結まで、突っ走ってほしいです。ついて行きます!
さて、内容としては大学生になった咲太や旧知の人物の現状や新キャラとの関係を描いて
いて、ゆったりとした始まりでした。
一応、大学で拓海という男友達が出来ていて、彼は友人という括りで済ませるのか気になりました。
あと、咲太がファミレスだけでなく、双葉と同じで塾講師をやっていて、新鮮。
教え子達はどう関わってくるのか興味が湧きます。
充実した生活していた咲太に、久しぶりに思春期症候群に掛かっている子を見つける。
その子は以前から登場していた卯月だった。
卯月の悩みが浮き彫りになってきた中盤から終盤にかけて、おなじみのといったら卯月が可哀想だが、青春の不安定な心から来る思春期症候群が襲い掛かってくる。
卯月みたいな悩みを抱えている人は大勢いると思うし、大学生の無意識の脅迫というのを分かりやすく、描かれていて怖かった。あるよねーというもので、そう来たかと唸りました。
卯月が咲太やのどか達グループメンバーに支えられて、前向きにがむしゃらさが戻ってくれて本当に良かった。出る杭は打たれても出てくるのだ。
最後に出てきた赤サンタが思春期症候群の謎を握ってるのか。
赤サンタが気になります。
次巻、スポットがあたるヒロインが気になり過ぎます。
新キャラの美東はどんな悩みを抱えてるのやら。
大学生編になっても作品の面白さや深みは落ちておらず、この先も大丈夫と確信出来る内容でした。
のどかの出番が多めだったのも嬉しかったです。