羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

アイドル 地下にうごめく星

アイドル 地下にうごめく星 (集英社文庫)


アイドルにハマった人、なろうとする人、あろうとする人、みんな輝いていた。

(あらすじ)

初めて行ったアイドルのライブで、メンバーのひとりである楓に一目惚れした夏美は彼女をプロデュースすることを決める。グループの電撃解散後、夏美のアイドルユニットに入る楓、女装好きの男子でアイドルになりたい翼、訳あって天界から人の世界に来たと思っている瑞穂、容姿にコンプレックスがある愛梨…それぞれの内面を描く鮮烈さNo.1青春長編小説。


地下アイドルにスポットを当てた物語になっているが、知識がない人にも分かりやすい書き方をしていて、読みやすかったです。

1話後に視点が切り替わっていき、様々な人物が生きていく上で大切なものを見つけていくのが良い。

それぞれのキャラクターが立っていて、流れるように読む手が止まらない。


地下アイドル、辛いことが山ほどあるだろうけど、アイドルにハマったら、きっと幸せなんだろうなと強く思いました。


目指す人や追いかける人はきっと絶えないんでしょう。


地下アイドルの暗い部分を扱いながらも、光を見ていくので、幸せな部類に入ると思うので、気軽に読んでもらいたいなと。