羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

1LDK、そして2JK。Ⅱ 〜この気持ちは、しまっておけない〜

1LDK、そして2JK。II ~この気持ちは、しまっておけない~ (ファンタジア文庫)


高校生から見て、大人はどう見えているのか。

(あらすじ)

二人の想いに気づいてはならない。だって、大人だから。 
1巻重版!! 
サラリーマン×二人の女子高生 
ホームラブコメ第2弾!! 
「うちの学校の文化祭……その、遊びにくる?」 
「こ、こちらから本日のメニューをお選びくださいにゃん!」 
奏音とひまり――二人の女子高生との同居生活に、サラリーマンの駒村も少しずつ慣れてきた頃。 
笑い合ったり、涙を流したり。賑やかなJKとの日常のなかで駒村は、二人が自分に向ける特別な“想い”にも気づき始めていた。 
でも受け入れるわけにいかない。だって、大人だから。 
今後の生活に駒村が思いを巡らせていた矢先、 
「ずっと、好きだった……二人44より、ずっと先に」 
幼なじみ・友梨の思わぬ告白で、三人の関係が揺れ動き――。


2巻はひまりと奏音が大人である和輝への気持ちは受け入れてもらえるのか、自分はどこに行くのか、感情が揺れ動いていました。

正直、いくら可愛くても大人の和輝には倫理観があるから気持ちには応えられないとは思うが、女子高生はある程度は大人の事情を知っているとはいえ、納得出来ないだろうな。

曖昧に流すのではなく、切り込んでいっていて良かったです。


また、歪な同居生活の終わりが近づいてきていて、一体どんな結末になるかは作者にかかっているが、不幸な結末にはならないで欲しい。


多感な思春期の時期に家庭の問題は非常にデリケートなものなので、ひまりと奏音が不安定になるのも無理ない。

そんな時に和輝と出会えたのは彼女達にとっては幸せなんだろうな。


和輝は二人の気持ちを察しているが、どう動くのか。また、幼なじみの友梨の告白にどう返事するのか。

次巻が気になります。