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やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。アンソロジー4 オールスターズ

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。アンソロジー: オールスターズ (4) (ガガガ文庫 わ 3-28)


まさにオールスター。

(あらすじ)

本作は、一色いろはをはじめとする俺ガイルの様々なキャラクターに焦点を当てた短編とイラストを収録。 
平塚静戸塚彩加、川崎沙希、葉山隼人らをはじめとしたオールスターが集結! 
エナミカツミえれっとななせめるち、U35、ももこ、うかみといった大人気イラストレーターと、石川博品、王 雀孫、川岸殴魚、境田吉孝、さがら 総、天津 向など超豪華作家陣が参加!! 夢のコラボが実現しました。 
さらに、ぽんかん(8)と渡 航の原作コンビも参加。本作にあてた完全書き下ろし作品も収録! 
ここでしか読めない、珠玉の物語! 


今回はカオスで濃い話が盛り沢山でした。

特に最初の石川先生の読者目線に立った視点で、日記のような、それでいながら語りかけるような内容には驚きました。この話だけでも圧倒されます。1巻から最終巻までの移り変わりをどう思うかは読者それぞれ違いますよね。

次に印象に残ったのはさがら総先生の話で、最初は戸塚だと思わなかった。"戸塚可愛い"そんなフレーズが気軽に言えなくなるような、戸塚の内心に迫る話でした。八幡の側にいた戸塚はこう思っていたんだなと、考えさせられました。苦い夢の風景が見れました。

あとは、やはり渡航先生の書き下ろしの奉仕部の日常がやはり絶品でした。

雪乃に対抗して、結衣やいろはすが八幡にアタックしてて、女の戦いが見れて良いです。

いろはすと小町の仲の悪さがありますが、いつかは1番の友達同士になれそう。いや、無理か。キャラが被ってる。



これで夢のような企画だった、アンソロジーも終わりですかね。

いや、また別の形で俺ガイルに触れられたら良いなと思いました。