羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

難事件カフェ2

難事件カフェ2 焙煎推理 (光文社文庫)


犯人の装い方はそれぞれ。

(あらすじ)

隠れ家的喫茶店プリエールに県警秘書室の直ちゃんが持ち込んだのは、企業の御曹司が殺害された事件。事件発生時に一緒に別荘にいた友人三人の犯行は否定され、外部犯の可能性も否定されてしまう。犯人がいない(!?)殺人事件を、店主の季と、元警官でパティシエ役の弟・智はどう解くか?(「第1話」)スイーツが彩る奇妙な三つの事件を、名探偵の兄弟が華麗に解決に導く。

2巻はどの話も犯人の装い方が違くて良かったです。

1話目は無自覚な精神が事件を招いていて、実際にもいそうなのが嫌ですね。

しっかり罰せられたら良いんだけど、泣き寝入りするケースが多いんだろうな…

2話目は犯人よりも被害者に目がいくシチュエーションでした。なぜ、被害を受けたのに、その行動をとるのか。周りを意識し過ぎて自分を殺してしまうのは勿体ない。自分を生かす行動をとろう。

3話目は小さな犯人?の勇気に拍手を送りたい。なぜかと思うだろうが、読んで確かめてほしい。

サイドストーリー的な人物の正体は驚いた。


どれもしっかり最後まで分からなかった。

読むと頭が柔らかくならますね。


弟が警察官を辞めた理由はそっちか〜となりました。理由を知ったらそれは仕方ないなと。

兄はもっと直ちゃんとイチャイチャしててほしいです。



キャラが立っていて、謎も深い。

続きが楽しみです。