羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

クラスで一番の彼女、実はボッチの俺の彼女です2

クラスで一番の彼女、実はボッチの俺の彼女です2 (角川スニーカー文庫)


後輩ヒロイン・かぐやが主役の巻。

(あらすじ)

選択ボッチの誠司とクラス一のハイスペック美少女琴音は、皆に隠れた恋人同士。付き合い出してから初めてのGWは琴音にモデルの仕事が入ってしまい、文芸部の後輩・姫島かぐやと一緒にカフェのバイトをすることに。人懐こくてラノベ好きのかぐやは、バイトにテスト勉強にと一気に距離を縮めてくる。 
ある時かぐやが友達に「彼氏がいる」と嘘を吐いていることを知り、さらに「先輩に彼氏になってもらいたいんです」とお願いされてしまい……。一方琴音は「そういう優しいところが誇らしいんだよ」と甘やかしてきて――。 
付き合ってるからこそ、離れている距離がもどかしい。 


2巻は後輩ヒロイン・かぐやを掘り下げていました。

中学生から誠司を知っているので、その分ぐいぐい攻めの姿勢で来るのが良いね。

ただ、誠司が琴音と付き合っていなかったらの話。

周囲に知らせてなくて、かぐやももちろん知らない状態だったので、読者からしたら身を結ばないのが見えてしまって、どう落としどころに落とすのかなと思ったら、かぐや自身の可能な限り寄り添う形だったので良かったですね。


かぐやが、自分を取り繕って周りに合わせて我慢するよりも。

自分が好きなものを好きと言える、心の強さを手に入れることが出来て良かったですね。友達も出来たし。


教員の掘り下げもしていたのは意外でした。大人も巻き込んでいくと、幅が広がりますね。


1.2巻を読んでも誠司の考えや行動の底が見えない感じがあります。そこに、メインヒロインの琴音が突っついてくれればなと思います。

今回琴音の出番が少ないながらも、甘ーい空間を作っていたり、締めていたり、流石でした。


いつまで、誠司と琴音の秘密の恋人関係は続くんでしょうね。



これからどうなっていくのか楽しみラブコメです。