グリムガルでの冒険の始まり、始まり。
(あらすじ)
おれたち、なんでこんなことやってるんだ…?ハルヒロは気がつくと暗闇の中にいた。何故こんなところにいるのか、ここがどこなのか、わからないまま。周囲には同じように名前くらいしか覚えていない男女、そして地下から出た先に待ち受けていた「まるでゲームのような」世界。生きるため、ハルヒロは同じ境遇の仲間たちとパーティを組み、スキルを習い、義勇兵見習いとしてこの世界「グリムガル」への一歩を踏み出していく。その先に、何が待つのかも知らないまま…これは、灰の中から生まれる冒険譚。
最終章が始まるので、また1巻から読み返していこうと思います。
改めて読み返してみると、最初のグダグダ具合が酷い笑 これから成長していくんだけども、こんなに弱かったっけ?と。
急にグリムガルに飛ばされて、さぁ旅をして下さいというのも酷ですよね。
最初の地道な幸せも束の間、パーティーをまとめていたマナトに頼り切りになっていたのがまざまざと分かる展開になって、パーティー崩壊寸前。
マナトの優しさに溺れていたのが分かります。みんな目立つマナトに頼り切りだったし、マナトも自分を隠し過ぎた。
そして、主人公・ハルヒロがみんなと会話しながら状況を打破していくのが良い。
コツコツと前に進むハルヒロパーティーがどうにか軌道に乗り、因縁の相手にやり返す戦闘は熱かったです。
みんな弱く、迷いながら成長していくのが良いですし、急に強くなるのではなく徐々に段階を踏んでいくので過程も楽しめます。
何より命のやりとりに切迫感があるので読んでいて作品にのめり込めます。
久しぶりに読みましたが、最高でした。
冒険が好きな人は楽しめます。