イメージが必要で大変な声優ラジオ。
(あらすじ)
電撃大賞《大賞》受賞作・第2弾! 青春声優エンタメ再びON AIR!
第26回電撃小説大賞、選考委員満場一致の《大賞》受賞作!!
第1弾は発売即日重版で話題の青春声優エンタメ、おまちかねの第2弾です!
裏営業スキャンダルが何とか収束を迎え「コーコーセーラジオ!」も、めでたく続行決定! ――とほっとしたのも束の間……
「本当甘ちゃんだよね。ふわふわ友情ごっこがしたいならよそでやれよ」
ストイックな実力派の先輩声優・柚日咲めくるに突然浴びせられた強烈な罵倒。でもそんな彼女も実は、秘密の《ウラオモテ》を隠していて……
さらに、夕陽とやすみの高校まで追いかけてくる、不躾な視線やシャッター音。事態に業を煮やした夕陽の母が、ふたりに課した超難題とは!? こじらせ先輩声優めくるのホントの思いも明らかに――!
「そのまま行け、ふたりとも――ッ!」
声優生命最大の危機でも、夕陽とやすみは止まれない、中途半端じゃ辞められない……! 諦めきれないふたりの声優ラジオ、ここに再びON AIR!!
2巻はどんな内容かなと思っていたら1巻でやらかした事の顛末が終わっておらず、その尻拭いをすることになるとは。
そこはあっさり流すのかなと思ったが、的確に問題だったと突きつけて、その上で改善点を探るという中々リアルな対応で、驚きました。
おしかりを受けて再出発しようとしたが、元のファンや外野の存在が絡んできて、苦しい事態になるのも、これから夕陽とやすみが声優として駆け上がっていく上で重要なことなんだろう。
新キャラである柚日咲さんはなんかあるなと思ったらそういうことかと。
プライベートと仕事が絡みあうと複雑な気持ちになって、感情が乱れるよ。
先輩の桜並木さんは頼り甲斐があって、優しいが、そんな彼女にも裏の顔があるのかな。気になる。
夕陽の母が中々の難問を突きつけていたが、行き過ぎていたところはあるが事務所側にも非があるからなぁ。
かわりにやすみの母は正反対で眩しく見えました。
最後の盛り上がりは見事でした。
事態がそんなに加熱するかという疑問はありますが、それでも最後の心からの叫びには胸が熱くなりました。
声優は声が優れているだけでなく、イメージや素行も見張られるようになって大変ですね。
次巻からが始まりですね。
どうなっていくのか楽しみです。
それにしても夕陽は風呂場に入るとネジが外れるの本当に好きです。もっと下さい。(変態)