こんな幽霊なら取り憑いて欲しい!
(あらすじ)
一人暮らしのアラサー優人は、休日の暇つぶしにゲーセンを訪れた。何だか困っているJKを見かけ声をかけると、彼女は俺以外からは見えない「幽霊」になってしまっているようで…思わず家に連れ帰り、JKとの同棲が始まった!こんな年下と同棲なんて不健全と思いきや、幽霊だから物にもさわれず、最初のうちは共同生活に一苦労。けれど人懐っこく世話焼きな同居人のお陰で、食事に旅行に新しい友人作りにと、いつしか休日や帰宅が楽しみになっていき…!
JKと同居する系が増えてきました。
何かあるのかと思うものだが、主人公の優人が自分より他人を大切にする生き方なので心配ない。
面倒見の良い女子高生幽霊の凪音が優人のために料理や生活や恋人を作ろうとしてくれたり、かなりの良い子だったので、まるで機械みたいな生き方をしていた優人の毎日が賑やかで忙しなくなったことで暖かくなっていくのが読んでいて良かったです。
そして、優人が自分をないがしろにして他人を優先することなどを改善しようとしてくれる。
凪音と過ごした同居生活は優人にとって大切なものになっていました。その分、来たるべく消失の時間が寂しくなりました。
優人の同僚の小山が友達になってくれてなかったら大変なことになってましたね。
小山も中々悩んでいたりして、よく背中を押したなと。
気になる点としては凪音の背景がもう少し見えるともっと良かったんじゃないかと。
最後の展開は良い終わり方だったと思います。
これからの優人の日々はかけがえのない大切なものになっといくんだと予感させるもので、胸がポカポカします。