フラーニャが意識を高めていく。
(あらすじ)
ディメトリオ皇子とその家臣達は、会議の場で困惑していた。
(どうしてこいつがいるのだろう)
会議に参加しているナトラ王国王太子ウェインも思っていた。
(どうして俺がここにいるんだろう)
三皇子のいがみ合いで長らく膠着状態が続いてきた帝国の後継者争い。だが、長兄ディメトリオが戴冠式を強行するため兵を挙げたことで、状況は大きく動き始める。
ロウェルミナ皇女から協力要請を受けたウェインは帝国に向かうが、なぜか一番勝ち目が無さそうなディメトリオ派閥に参加する羽目に!?
「だが、最後に笑うのはこの俺だ」
謀略と戦乱が渦巻く第七巻!
ウェインが嵌められてからがかっこいい不思議。
ウェインがロウェルミナに嵌められて負け戦に参加させられることになるが、ただでは転ばない。
フラーニャを使い、状況を逆手にするのは素晴らしい。フラーニャが成長してきて、任せられることが増えきたが本人はもっと上を目指していくのが楽しみです。もしかしたらウェインと戦うってことになったらそれはそれで。
ウェインが負け戦をひっくり返す策が悪魔の手みたいな感じで悪役っぽかったですね笑
負けすら利用しているのがかっこいいし、苦境をものともせずにいるのが普通になってきました。
ただ、完全に負けるイメージが浮かばないのは良いことなんだが、悪いことなんだか…
本気で焦るウェインが見たいかな。
ウェインの学友の2人も絡んできて、愉快な状況ですが、彼らとどう戦っていくのか楽しみです。
相変わらず、クオリティが高いシリーズなのでさらなる波乱を待ってます。