異世界の文明が日本へ侵略してきて、人類が追い詰められている状況でヒーローが誕生する王道な物語。
人類のピンチに特殊な力とスーツを得て、主人公のユウが情勢を変えていくのが楽しみな出だしでした。
最初は不遇な扱いを受けていたが、そうした立場から一転して、ヒーローになるということでまだ覚悟や姿勢が揃ってないみたいですね。
ただ、これからどう変わっていくのか気になります。
緩やかな物語の展開の仕方で、盛り上がりには達しなかったが、来月発売する2巻で大きく動くのかな?
設定やシチュエーションの良さで読めましたが、2巻でこの作品のポテンシャルが見えそうですね。
あとがき読む限りだと、特殊なジャンルで敬遠されていた企画に丈月先生が積極的に挑戦した形になっているのは良いな。
というか裏事情は明かして良いのか?笑
(あらすじ)
世界を救うのは、いつだってヒーローだ。
突如、現代社会に現れたポータルから、異世界文明は人類への侵攻を開始。ドラゴンが飛来し、大魔術師が襲撃する世界へと変貌した。中学生の一之瀬ユウは国家プロジェクトの幼年従事者として、国防軍所轄のナノテクノロジー研究所に徴用される。彼は運命の導きにより、かつて国防の要であった人型戦闘機械『アスラフレーム三号』の継承者として選ばれる。それは『着装者三号』の愛称で親しまれ、日本に平和をもたらす救世主としてグッズ化、映像化もされるなど、社会現象になるほどの人気だった。大人も子供も憧れた彼はまさしく、ヒーローだった――。丈月城×しらびによる、ヒーローVS異世界の革命的戦記、ここに開戦!