羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

1LDK、そして2JK。Ⅲ 〜夏が始まる。二人はきっと、少し大人になる。〜

1LDK、そして2JK。III ~夏が始まる。二人はきっと、少し大人になる。~ (富士見ファンタジア文庫)

 

子供から大人になる前にやりたい事、自分の意思を固めるために落ち着ける場所があるのは良いことだなと。

子供の頃に自分に寄り添ってくれる大人がいたら甘えてしまうのは分かる。だが、自分のことは自分で決めないといけない。

楽しい同居生活はとても幸せな時間ですが、終わらせないといけないもの。

このままでいたい、ただこのままではいけないという相反する気持ちは大切なことですね。

 

ただ、今作はやりたい事と恋を交えているから、どっちつかずになってしまっているのは否めない。

 

次巻で終わりみたいですが、どうケリをつけるのか楽しみにしたいです。

 

 

(あらすじ)

束の間の楽しい時間。それは大人になる前の、寄り道だった。 

夏休みに突入した2人の女子高生。花火にキャンプと駒村は楽しい思い出を残そうと奔走する。ひまりと奏音が抱えていた胸のつかえから目をそらすことができたのも束の間、避けられない「再会」が彼女たちに訪れた――