羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

安達としまむら3

安達としまむら3 (電撃文庫)

 

この作品は季節が移り変わるのが早いなぁ笑

クリスマスの次はバレンタイン。

安達がしまむらにチョコレートを渡すと決めてわちゃわちゃする心境を見ていると不思議と安達を応援したくなります。

バレンタイン当日の2人のやりとりの安定感は良いですね、しまむらのサプライズもこれやられたらビックリですよ。

安達にとってしまむらは唯一無二の存在で近づきたくてしょうがないという気持ちが溢れて暴走してしまうのは仕方ない。

ただ、しまむらの方はわりと安達を冷静に受け止めていて、温度差があるように思います。最後の進級して別れるか別れないかで揺れる安達と比較としてしまむらはどう思っているのか気になりますね。

また、旧友とあった時のしまむらの心情はかなりリアルですが最後に良き展開で、また出会う日が楽しみです。

進級してどう変化していくのか楽しみです。日野、永藤との関係も変わりそうだし。

 

噛み合ってないようで、本当に噛み合ってないようなバランスは不安定でいつか爆発しそうで怖いですが、大丈夫かな?

 

やしろは謎過ぎてどうなるのかはわからないですね。

 

2月4日、バレンタインデー10日前。放課後に二人で出かけたモール内のドーナツ屋の前で、安達が聞いてくる。「14日に、しまむらはなにか、用事ありますか?」「ないですけど」「ないなら、14日に、遊ぼうという…」鼻の上に加えて、手の甲まで真っ赤に染まっていた。そんな安達の決意や覚悟に感心して、私はこう応える。「いいよ。今年はバレンタインをやっちゃおうか」2月14日までの10日間。安達のどきどきな10日間が、しまむらの日常に彩りを与える。そんな二人のお話。