羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

同い年の先輩が好きな俺は、同じクラスの後輩に懐かれています

同い年の先輩が好きな俺は、同じクラスの後輩に懐かれています (MF文庫J)

主人公・高村が中学の時から好きな倉咲さんに近づくように、高村を中学の時から慕っている青海が距離を詰めてくる。

絶妙な関係性が生み出す三角関係でした。

誰が抜け出そうとしても終わりにはならないのがミソですね。

高村がウジウジしていて、読む気が削がれるがそれも過去ことがあったからで、自分の本音を打ち明けることが出来たので良し。

ヒロイン達がみんな何かしら背負っているし、高村との関係性がそれぞれ違っていて、みんな推せるのは素晴らしいです。

個人的には美宇を推したいです。高村と何気なく接してくれる温度が良いです。

 

高村が留年してしまった裏側や見逃していた事実も明らかになって、これからってときに終わってしまったので続きが楽しみです。

 

とある事情のせいで高校浪人を余儀なくされた俺、高村颯太。一年遅れで高校に入学するも、かつての同級生、憧れだった倉咲千春さんは一学年上の先輩になってしまった…。さらに中学でいつも距離感が近く懐いてきた陸上部の後輩、藤本青海が同学年に!「先輩っ、今日も一日頑張りましょうね!」「おい、青海。同学年なのに俺を先輩と呼ぶな!浪人してることがバレるだろ!」「だって~、颯太先輩は颯太先輩ですし」どうにか倉咲さんに一年生であることがバレずに過ごしながらも告白しなければ!距離の遠い元同級生な先輩と、距離の近いグイグイ元後輩な同級生、そして浪人した俺、のなんとももどかしい三角関係ラブコメ!