羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

お見合いしたくなかったので、無理難題な条件をつけたら同級生が来た件について

お見合いしたくなかったので、無理難題な条件をつけたら同級生が来た件について (角川スニーカー文庫)

 

名家に生まれた者達の青春ラブコメ

ブコメで主要人物達が良いところ生まれているといのは珍しいかも。

主人公の由弦が婚約は早いと無理難題な美少女を条件につけたらクラスメイトの美少女である愛理沙とお見合いをして婚約をすることに。

嘘から始まった2人の関係は最初は固さがあったが、日々を重ねていくうちに互いに気を遣っていて居心地良い空間になっていた。

由弦、愛理沙、それぞれが思惑を持って仮の関係を保っていたが、それがいつまで保てるか。互いに自覚はしてないが、芽生え始めているのは分かるので、それをいつ自覚していくのか楽しみです。

2人とも相手を思いやれる性格でお似合いだからこそ、これからどんな試練が来るのか心配ですが、2人なら大丈夫だと思いました。

 

愛理沙の心の脆さを由弦が支えて、由弦の隙を愛理沙が埋めていく。

ゆっくりだけど、たしかに距離は縮まっていくのがニヤニヤしながら読めました。

 

由弦の昔ながらの友人達も良い子で、そちらの三角関係も気になりました。

 

今後が楽しみな作品ですね!

 

お見合い話を持ってくる祖父に「金髪碧眼色白美少女なら考える」と、無理難題をつきつけた高校生・高瀬川由弦。数日後、お見合いの場にいたのは同級生の雪城愛理沙!?由緒ある家に生まれたため、幾度となくお見合いを勧められうんざりしていた二人は、お互いのために、嘘の『婚約』を交わすことに。異性との交際経験がない二人は嘘を貫くため、愛理沙が手料理を振る舞ったり、娯楽施設でデートをしたり、と初々しくもあまい時間を重ねていく。急速に二人の距離が縮まる中、家族から「二人の仲睦まじい写真が見たい」と言われ…!?嘘の婚約から始まるピュアラブコメディ、開幕です。