羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

スパイ教室04 《夢語》のティア

スパイ教室04 《夢語》のティア (富士見ファンタジア文庫)

 

ファーストシーズン完結に相応しい盛り上がりでした。

チーム灯が今まで以上に追い詰められる。

今まで攻めることで任務が終わっていましたが、今回は敵に動きを読まれていて、受けてに回ったことでピンチになる。

仲間が助け合ったりして希望が見えたら更に敵の策が上回ってきたりしてハラハラする攻防でした。みんなの力が試されることになっていてクラウスに育てられたからこそ、挫けずに苦境を乗り越えられたのかなと。

1巻の頃からは想像出来ない程成長した少女達に驚きます。

最後にクラウスがやられるかとなったが、まぁ無いよねぇ。

クラウスが負けるのは想像出来ないが仲間が足枷になったら危ないのはあるかもな。

 

表紙のティナが今回リーダー役として劣等感や迷いに悩まされていたが、過去にあったある人の想いを受け取って殻を破れて良かったです。

セカンドシーズンはどうなっていくのか期待です。

 

 

クラウスがかつて打倒した冷酷無残のスパイ殺し“屍”が口を割ったことで、帝国が放つ正体不明の組織『蛇』の尻尾を掴んだスパイチーム『灯』は、その正体を暴くため敵が巣を張るムザイア合衆国の大都市ミータリオに降り立つ。しかし、任務指揮を任されたティアはある出来事をきっかけに、スパイとしての自信を喪失していた。彼女の脳裏にはかつて自分を助けてくれた“あるスパイ”の言葉がよぎる―。『あなたはヒーローを目指しなさい』恐怖渦巻く戦場に、想像を絶する強大な悪。絶望の淵に立たされた時、皆が待ち焦がれた英雄が現れる!