単行本から文庫へ。
表紙が変わって、第一集というのもついた。
住野よる先生の作品で初めてシリーズ化が決まっているということで注目な作品です。
表紙の通り自由に生きている三歩の日常を覗くのは楽しい。
日々の些細な幸せを見逃さないのは大事だし、生きていて辛いことより楽しいことを優先する清々しさが魅力です。
良いこと8割、辛いこと2割、一冊丸々楽しい日々だけでないのがまた良い。
大学の友人が苦しんでいる時は決して友人の気持ちを分かった気にならないで寄り添うところはなんだがじんわりきました。
旅館での友人とのエピソードも三歩の良いところが詰まっていて後味が良かったです。
また、三歩があるズルをして先輩に突きつけられる評価は三歩の胸に突き刺さるもので、たしかに読んでいてその通りだなと思うから、三歩自身痛みを受けながらもこれから意識をして行動を変えていくことに繋がるならば良いことだったんじゃないか。
ただ、三歩が忘れるかもしれないという可能性があるが笑
これから三歩がどう生きていくのか気になります。
住野よるが贈る大人気「麦本三歩」シリーズ第一弾!
待望の文庫化好きなものがたくさんあるから、毎日はきっと楽しいー
図書館勤務の20代女子・麦本三歩のなんでもないけど
幸せな日々を描いた心温まる日常小説。