面白すぎて感謝。
菊池さんとすれ違ってしまった友崎がどうやって菊池さんと向き合うのか。そして、菊池さんも友崎とどうなっていきたいのか。揺れ動く心境が素晴らしいです。
菊池さんは友崎の世界が広がっていくのを見るのは良いが、それだけでは終わらず…
友崎は菊池さんに合わしたいが、ゲーマーとしての生き方が邪魔をする。
なんとも歯痒い感情のぶつかり合いに読んでるこちらの心が軋みそうだよ。
ただ、周りのみなみ、たま、泉、水沢、中村、が相談に乗ってくれて、どうにか友崎バッドエンドにはならずに済んだ。特にみみみと水沢はファインプレー過ぎる。みみみは報われてくれ。水沢はもげろ。
付き合ってからが本番はその通りな展開で予想は出来ましたが葛藤しますよね。
友崎はいつのまにか弱キャラを卒業しなくてはならなかったが、そうだよなという説明があって納得しました。
ぶつかり合ったおかけで友崎は菊池さんの隠された一面を知れたわけだが、天使にも裏がある。菊池さんも友崎のゲーマーのような業を背負っていて、これは日南に対抗出来る存在だなと。
デレた菊池さんは吐血ものですよ。
ゲーマー関係の足軽さん、レナは友崎の視野を広げてくれる存在でした。
レナには嫌気を差すが。
友崎が遂に日南の真意に気がつき、1巻の伏線を回収するところは最初から練られていたんだなと思うと屋久先生凄すぎないか。
日南の人生に干渉しようとする友崎はどうなるのか。
菊池さんが折れてくれたが、いつかは離れそうだ。
友崎の姿勢は誠実だけどそうでない、まだ甘さがあるがそれを今回思い知ったから、これからどんどん成長していきそうですね。
何かを選ぶ、何を捨てる、何を大切にするのか、見どころが沢山ある巻でした。
日南の友崎、菊池さんとのニアミスのあそこも日南さんぱないなと思う場面がありました。
この巻で様々な巻で起きた出来事の裏側が見えてきて、より加速していきそうな気がします。
友崎の思考がより深みに入っていくのが不器用だけど、支えたくなるんだろうな。
付き合って初めて、わかること。
冬。彼女である菊池さんとすれ違ってしまった俺は、言葉を重ねてもう一度心の距離を近づけようとする。
そのなかで、俺は自分の業とも呼ぶべきものに向き合うことになる。
それは、今まで気付かなかった菊池さんの一面をも明らかにして――。弱キャラのままでは絶対に気付かなかったこと。気付けなかったこと。
そして、俺にとっても菊池さんにとっても特別な、日南葵という存在。俺は初めての彼女と、この難問をクリアすることができるのだろうか。
人生のバイブル的青春小説、待望の第9巻!