羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

とってもカワイイ私と付き合ってよ!2

とってもカワイイ私と付き合ってよ!2 (角川スニーカー文庫)

 

今回は大和の中学時代の友人である日菜乃が登場し結朱が嫉妬したり諦めたり揺さぶられて様々な顔が見れて良かったです。

単純に嫉妬して、大和との偽の恋人関係を周囲に見せつけるアピールが凄かったですが、それだけ大和を意識しているってことだから、いつか誤魔化さなくなったらどうなるかな。

大和は結朱に対して淡白な面があるが、頭ではしっかり考えているのがまた結朱の心をかき乱すんだろうな笑

終盤の心中を告白するところは胸焼け必死です。

もう大和と結朱が偽の恋人関係だとは思えないくらい距離が縮まっていて、素晴らしいとしか。

 

日菜乃とも大和が向き合って素直に話し合えて踏ん切りが着いて良かったです。

恋愛だけが青春ではないですよね。

 

大和は自分の気持ちを測りかねていて、大和の昔を知る日菜乃だからこそ、現在の大和に思うところがあり、結朱もまた大和が日菜乃側に行ってしまうんではないかと悩む。そんな3人が前に踏み出せる話になっていて、上手い展開でした。

惜しむはゲーム描写が少なかったことかな。

次巻は見たいですね。

 

どうなっていくのか期待です。

 

結朱の前にライバル登場!? それぞれの想いが揺れ動く文化祭が始まる! 文化祭の準備を進める“偽物カップル”の結朱と大和。そこに高校に入ってから距離をおいていた大和の友人・日菜乃が加わったのだが――結朱はどこかご機嫌斜めで、何故かいつものナルシストっぷりがエスカレート!?