2巻は表紙のルイ先輩の格好良さの裏に潜む葛藤やジレンマがあって、より好きになりました。
また、取り乱したルイ先輩にレゴシがビシッと言葉をかけるのは印象的でした。弱い種族ながらも皆から慕われているルイ先輩だから下を向いて欲しくなかったんだな。
レゴシはたまに強く出るのが良いですね。
1巻でハブられていたウサギのハルがどんな娘が掘り下げられて、花を大切にしていて優しいが噂通りにビッチなので、これは拗れていくのも仕方ない。とはいえ、レゴシとの距離が少し縮まって良かったです。
終盤にレゴシは熱くなったのは良い変化ですね。感情を抑えるのに必死になっていたが、徐々に自分の気持ちに正直になっていくのは良いと思います。
演劇部の面々がそれぞれ事情を抱えていて、とても面白くなってきました。
演劇部役者長・アカシカのルイには熱い野望があった。来るべき新歓公演で、肉食獣と草食獣の共存共栄を高らかに謳い、英雄的地位“ビースター”へと駆け上がることだ。一方、レゴシはメスウサギのハルと出会った夜、捕食本能が暴発しかけたことで自己嫌悪に陥っていたが…!?