ダンまち好きなら忘れられないベル対ミノタウロスの死闘が読める3巻。
序盤、遂にベルがアイズと向き合うことになりやっとアイズの苦悩が報われた笑
逃げてばかりだったが、良かったです。
そして、ベルがアイズに稽古をつけてもらい甘ーいこともありながらも厳しく指導してもらったおかげで強くなっていく。
これが無かったらと思うと…
リリはヘスティアに認められホッとしました。
リューさん、シルさん、エイナさんもベルを気にかけていて、愛されてるなぁ。
しかし、ベルはフレイヤ、オッタルの思惑通りに試練を与えられ、ミノタウロスと戦うことに。
過去に殺されかけた経験から臆病な気持ちを抱えていたがリリを守るため、自分の殻を破るため、死にものぐるいで立ち向かう死闘は手に汗握るものがあり、胸が熱くなります。
アイズ達が駆けつけて、大丈夫となっても自分が倒す。アイズの手を借りないと気持ちを固めるところなんてかっこよすぎます。
未熟だけど、冒険者になっていく成長具合は群を抜いていて、もう周りに隠せなくなりました。
これからのベルの成長から目が離せません。
1.2巻を経てのこの厳しい試練は構成が上手いです。
「……君は、臆病だね」
「!?」
「臆病でいることは冒険で大切なこと。
でもそれ以外にも、君は何かに怯えてる」突如憧れの女性【剣姫】アイズと再会を果たしたベル。
そこで突きつけられてしまった事実。
自分を抉る最大の因縁。
紅い紅い、凶悪な猛牛・ミノタウロス。
少年はそんな自分を情けなく思った。
そして少年は初めて思った。
僕は── 英雄になりたい。『偉業を成し遂げればいい、
人も、神々さえも讃える功績を』これは、少年が歩み、女神が記す、── 【眷族の物語(ファミリア・ミィス)】──