羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

ホヅミ先生と茉莉くんと。Day.1 女子高生、はじめてのおてつだい

ホヅミ先生と茉莉くんと。 Day.1 女子高生、はじめてのおてつだい (電撃文庫)

 

重版童貞作家・ホヅミの元に秘密兵器の美少女JK・茉莉が現れる。

家事万能な茉莉のおかげで生活は変わり、彼女と過ごしていく日々はいつも落ち着かなくて、それがラブコメを書くというホヅミに良い影響を与えていく。

それにしてもホヅミのセクハラを流して側にいてくれる茉莉はなんて天使なんだ…

一家に1人欲しい…

 

編集のシオさん、作家仲間の東、音中、イラストレーターのポップコーンなど個性的な面々もホヅミを気にかけていて、良い関係だなと思いました。

続いていくならばシオさんや音中さんのホヅミとの掘り下げを期待したいです。特に音中さんはなんかあるんじゃないかなと。

 

創作としてもホヅミの悲鳴や苦悩は伝わってきてシリアスなところもありますが、それを日常のギャグで中和していて上手く共存しているなと。読み進めやすかったです。

 

序盤から仕掛けていた仕掛けは分かりやすかったですが、ホヅミの起こした行動や手紙のおかげで胸が熱くなりました。

現実も創作に巻き込んで何が悪い。

 

ホヅミがこれからどう作家として成長していくのか見届けたくなりました。

 

 

作品も人生も打ち切り寸前。ドン底作家を救うのは――女子高生!?

デビューから早六年。未だに重版未経験の売れない作家、ホヅミこと空束 朔(からつか はじめ)はスランプに陥っていた。渾身の原稿は全ボツになり、売れ線のラブコメを書いてみないかと担当編集に勧められる始末。
そんな悩めるホヅミの前に、ある日、白花 茉莉(しろはな まつり)と名乗る謎の女子高生が現れる。彼女の協力のもと、夢のミリオン作家を目指しホヅミは再び執筆に励むが……!?
「ホ、ホヅミ先生! これは本当に執筆に必要なことなんでしょうか!?」
コスプレさせたり、デートしたり、買い物をしたり。積み重ねていく何気ない日々が、二人の距離を近づけていく――。
拗らせ作家×世話焼きJKの甘々癒やし系ラブコメ、堂々開幕!