羽休みに娯楽を

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俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる16

俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる 16 (GA文庫)

 

修羅場ラブコメも大詰め。

理解者ポジションで収まっていたカオルが暴走し始めてしっちゃかめっちゃかな事態に。

受験失敗の鋭太に忍び寄るカオルの狂気が恐ろしい… が、ヒメに対する八つ当たりはイラッときました。

鋭太に対しての想いが膨らみすぎて歯止めが効かなくなってきて、どうしようもないことをしてしまうがそれでも鋭太がカオル・カオリのことを知ったうえでも親友だと言える度量はハーレムの主、主人公としてカッコイイ。

掘り下げられてみたら同情するがカオルのやったことは… カオルが嫌っている真涼に図星を突かれていたからよしとするか。

 

知恵を回して行動する展開が続いていたから、頭の良いふりをせずに本能全開な終盤は爽快でした。やはりこの作品は鋭太が無茶苦茶な勢いと理想に手を伸ばす展開が熱い。

鋭太とカオルはやはり他の面々とは違う関係で収まることが出来てホッとしました。

 

おとなしかった真涼も凹んで沈み込んでいるのかと思って救われる存在で収まるはずもなく、油断も隙もない恐ろしい彼女の姿こそ、真涼らしい。

物語も大詰めで次巻が楽しみです!

 

安岡さんや真那も輝きが見えて救いでした。

安岡さんは最高。

 

「しょうがないよ。俺は学校の期待を裏切った“裏切り者"だからな」
医学部推薦の受験失敗で周囲からの失望を浴びる鋭太。鋭太の真意を唯一理解したのは共犯者、夏川真涼だけであった――。
「幼なじみって、呪いなのかな」
真涼と決定的に対立した千和は思い悩む。再び現れた真涼父の思惑、幼なじみである愛衣に宣戦布告するカオルと混迷を極める中、真涼の姿は消えていた。
「彼女はもう卒業扱いだよ」
いなくなった真涼の行方を追い、鋭太はかつての自分を取り戻す。
「そう。俺は――馬鹿なんだよ!! 」
裕時悠示×るろおが贈る、甘修羅らぶコメ第16弾!