羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

ネメシス1

ネメシス1 (講談社タイガ)

 

春から始まる同名ドラマの脚本協力した作家陣が変わり変わりに刊行していく。

先頭を切るのは屍人荘の今村先生。

ポンコツ探偵風真と天真爛漫で助手だか頭が切れるアンナ、2人を見守る栗田、それぞれキャラが立っていて、会話もコミカルで愉快な関係性が癖になりました。

解決パートで僅かに及ばない風真を助けるアンナの苦労が忍ばれますね笑

ミステリーとしても解決への導き方が丁寧で良いです。

アンナの思考に入るところや友人も嘘を見抜いたりする能力要素も物語に組み込まれていて素晴らしかったです。

 

読んでいて、頭の中で浮かびやすい、膨らませやすい作品でした。

続きも読んでいきます。

 

最初の依頼者の伏線が残ったままなので、どうなるのか気になります。

 

『屍人荘の殺人』の今村昌弘を筆頭に、ミステリ界気鋭の作家たちが脚本協力した本格ミステリドラマシリーズ始動!

横浜に事務所を構える探偵事務所ネメシスのメンバーは、お人好し探偵の風真、自由奔放な助手アンナ、そしてダンディな社長
の栗田の三人。そんなネメシスに大富豪の邸宅に届いた脅迫状の調査依頼が舞い込む。現地を訪れた風真とアンナが目にしたのは、謎の暗号と密室殺人、そして無駄に長いダイイングメッセージ!?
連続ドラマ化で話題の大型本格ミステリシリーズ、ここに開幕!