羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

2021年 3月 読んだ本とおすすめ作品

3月に発売した新作でおすすめしたいのはミステリーとしては「ネメシス」「幸運は死者に味方する」を推します。ネメシスはドラマのノベライズということでミステリー作家が変わるがわる書いているのでミステリーでも読み方が変わるし、愉快なキャラ立ちしていて楽しめるかと。幸運は死者に味方するは海外ミステリーで、ミステリーとしても良いが探偵と助手が魅力です。

ミステリー以外では俳優の中村倫也さんのエッセイも良かったです。

恋愛でも「赤くない糸で結ばれている」が恋にまつわる素晴らしい短編集でした。


新刊ではミステリーで「春待ち雑貨店 ぷらんたん」「卒業したら教室で」が特に優れていて読み終えても浸れました。

ブコメでは「僕の軍師は、スカートが短すぎる2」「俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる16」「経験済みなキミと、経験ゼロなオレが、お付き合いする話。その2」「同い年の先輩が好きな俺は、同じクラスの後輩に懐かれています 2」が面白かったです。ラブコメで気に入っているシリーズになっていきそえな作品ばかりでした。


既刊では斜線堂有記先生のデビュー作であるキネマ探偵カレイドミステリーが印象的でした。

 

 

・新作のおすすめ作品

ネメシスⅠ https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/03/15/210000

ネメシスⅡ https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/03/16/210000

THE やんごとなき雑談https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/03/18/211500

赤くない糸で結ばれているhttps://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/03/25/210000

幸運は死者に味方するhttps://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/03/22/211500

 

 

 

・新刊のおすすめ作品

シンデレラは探さない2 https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/03/03/210000

春待ち雑貨店 ぷらんたん 文庫https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/03/06/210000

卒業したら教室でhttps://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/03/11/211500

僕の軍師は、スカートが短すぎる2 ~サラリーマンとJK、ひとつ屋根の下https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/03/12/210000

天才王子の赤字国家再生術9 ~そうだ、売国しよう~https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/03/13/210000_1

俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる16 https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/03/13/210000
経験済みなキミと、経験ゼロなオレが、お付き合いする話。その2 https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/03/20/210000

同い年の先輩が好きな俺は、同じクラスの後輩に懐かれています 2 https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/03/27/220000

放課後のひとり同盟https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/04/03/210000

 

・既刊のおすすめ作品

キネマ探偵カレイドミステリーhttps://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/03/31/210000

ダンジョンに出会いを求めるのは 5 https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/03/28/220000

子ひつじは迷わない 泳ぐひつじが3びきhttps://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/03/10/210000

家庭用事件https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/03/09/210000

昨日まで不思議な校舎https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/03/08/210000

いわゆる天使の文化祭https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/03/07/120000

 


3月の読書メーター
読んだ本の数:42
読んだページ数:13015
ナイス数:1128

放課後ひとり同盟 (集英社文庫)放課後ひとり同盟 (集英社文庫)感想
少年、少女の生きづらさが描かれていて、そこから抜け出す方法は大袈裟ではないが視界が広がるきっかけは転がっているんだな。自分らしく生きるためには様々な壁があるが諦めない登場人物達に救いを感じました。素晴らしい短編集でした。
読了日:03月31日 著者:小嶋 陽太郎
心が折れた夜のプレイリスト (新潮文庫nex)心が折れた夜のプレイリスト (新潮文庫nex)感想
主人公と変態の絡みが非常に上手いし、話の重要な問題点が徐々に見えてくるのは素晴らしい。だがいかんせん語り手である主人公に魅力が感じられなかったのが痛かったな。そりゃ振られるよ。
読了日:03月30日 著者:竹宮 ゆゆこ
死に至る恋は噓から始まる (新潮文庫nex)死に至る恋は噓から始まる (新潮文庫nex)感想
恋は命がけというのが良く分かる、痛みややるせなさを含んだ恋愛小説で、バラバラに配置された事情が繋がっていく様は見事でした。最初と最後で印象がガラッと変わるので見事だったなと。
読了日:03月28日 著者:瀬尾 順
同い年の先輩が好きな俺は、同じクラスの後輩に懐かれています2 (MF文庫J)同い年の先輩が好きな俺は、同じクラスの後輩に懐かれています2 (MF文庫J)感想
颯太は千春、千春は颯太、互いに想いあっている間に入ろうとする青海の度胸を見ると応援したくなるな。だが今巻は千春の心情を掘り下げていて、より颯太との距離が近づいているから難しいかな。ただ、1.2巻で青海と千春を掘り下げたので次巻の展開次第でどう転ぶのか分からないので、期待したいです。美宇は今回も可愛かったです。
読了日:03月27日 著者:凪乃 彼方
どうか、彼女が死にますように (メディアワークス文庫)どうか、彼女が死にますように (メディアワークス文庫)感想
笑ったら死んでしまう少女と誰かを笑わせたい少年が出会い、交流していき互いの気持ちが通じ合いそうはところで現実の問題にぶつかり、打ちひしがれながらも、互いが幸せを目指していく姿に胸を打たれました。最後の反転も見事でした。
読了日:03月26日 著者:喜友名トト
僕といた夏を、君が忘れないように。 (メディアワークス文庫)僕といた夏を、君が忘れないように。 (メディアワークス文庫)感想
夏に読みたくなる青春さが溢れていました。序盤から中盤までは主人公とヒロインの交流で終盤に互いの抱えていたものを取っ払っていくというのは王道ですね。だが真っ直ぐな流れだったからこそ感情が迸っているのが伝わってきました。
読了日:03月25日 著者:国仲 シンジ
赤くない糸で結ばれている (角川文庫)赤くない糸で結ばれている (角川文庫)感想
切ない恋が詰まった短編集。一つ一つの話の完成度が高いですし、全ての話がどこか繋がっていて収束する最後は素敵でした。登場人物に寄り添った描写と恋に揺れる心情が巧みで素晴らしい作品でした。青春、恋愛ものが好きな人に是非読んでもらいたいです。
読了日:03月25日 著者:筏田 かつら
スパイ教室 短編集01 花嫁ロワイヤル (ファンタジア文庫)スパイ教室 短編集01 花嫁ロワイヤル (ファンタジア文庫)感想
短編集。本編は隙間なく詰め込まれているので短編で少女達の心の揺れ動きを見せるのはちょうどいいのかもしれない。全体的に軽い雰囲気だが時折真剣に取り合わないといけないところがあり、作品が緩みすぎない良い塩梅でした。
読了日:03月24日 著者:竹町
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 5 (GA文庫)ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 5 (GA文庫)感想
再読。中層へ初挑戦したら様々なハプニングが起きて決死の戦闘が2度あり、山場が序盤と終盤に用意されていてベル達冒険者の意地が見れて熱かったです。リューさんやアスフィの戦闘は珍しかった。ヴェルフの覚悟も胸が熱くなること間違いなし。素晴らしい冒険だ。
読了日:03月23日 著者:大森 藤ノ
ショウリーグ (ハヤカワ文庫JA)ショウリーグ (ハヤカワ文庫JA)感想
様々な経歴を持つ人物達が筋書き通りの野球をこなしていくうちに隠された狙いが明らかにされていき、徐々にどこまでが狙いでそうでないかの違いが気になるようになっていました。人生に躓いた人達の盛り返しは良かったです。
読了日:03月22日 著者:上田 裕介
幸運は死者に味方する (創元推理文庫)幸運は死者に味方する (創元推理文庫)感想
追っていく殺人事件の謎も気になるが、それ以上に主人公と師匠の関係性がグッと来るものがあるし、掛け合いや信頼関係がブレることなく進むのは良い。ただ師匠が探偵を辞めなければいけないのかが決まっているからその時にどうなるかというところ。続きが出たら追っていきたいですね。
読了日:03月22日 著者:スティーヴン・スポッツウッド
ユア・フォルマ 電索官エチカと機械仕掛けの相棒 (電撃文庫)ユア・フォルマ 電索官エチカと機械仕掛けの相棒 (電撃文庫)感想
世界観に入り込めず… ただ登場するキャラのドラマは良かったんじゃないかな。
読了日:03月21日 著者:菊石 まれほ
お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件4 (GA文庫)お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件4 (GA文庫)感想
付き合う前から夫婦みたいな関係だったからより言い出せなかったのは分かるが、やはり周から言わないとな… 真昼の押しが半端ないのはあるが、情け無い形だった。周りの支えも忘れてはいけないが、2人が付き合うようになったのはめでたい。
読了日:03月21日 著者:佐伯さん
経験済みなキミと、 経験ゼロなオレが、 お付き合いする話。その2 (ファンタジア文庫)経験済みなキミと、 経験ゼロなオレが、 お付き合いする話。その2 (ファンタジア文庫)感想
初々しい龍斗と付き合うことに慣れている月愛が些細なきっかけですれ違ったりするが、本音は相手を信じているから簡単には別れない感じが読者的には嬉しい。気持ちをすり合わせていくことで生じる甘々な空気が堪らないです。ただ、海愛が拗らせたままだからしっかり向き合わないとな。次巻が楽しみ。
読了日:03月20日 著者:長岡 マキ子
フラれてから始まるラブコメ (ファンタジア文庫)フラれてから始まるラブコメ (ファンタジア文庫)感想
フラれてから始まったが、フラれる理由が弱くて期待していた分肩透かしなところは否めない。心理描写やヒロイン達の動かし方は良いが、あまり大きな変化も生まれずで終わってしまうのはもったいないかな。全体的に惜しい作品でした。
読了日:03月19日 著者:金木犀
元カノが転校してきて気まずい小暮理知の、罠と恋。 (ガガガ文庫 の 1-1)元カノが転校してきて気まずい小暮理知の、罠と恋。 (ガガガ文庫 の 1-1)感想
目立たない少年と美少女が付き合っていたが、少年からすると理由が分からずに別れることになって疎遠になっていたが再び再会して昔抱いていた気持ちが溢れ出す物語は良いなぁと。脇を固める2人もそれぞれの人生があり、気になってしまう。結末はまさにタイトル通りなバラしがあり、高まりました。ただ描写が薄いところがところどころにあったのは物足りなかったです。
読了日:03月19日 著者:野村 美月
THE やんごとなき雑談THE やんごとなき雑談感想
好きな俳優なのでエッセイ本を読みたかったので書籍化してくれてありがたいです。メディア等では明かせないよう心情が文章に落とし込まれていて、ふふっと笑えたり、言葉を噛み締めたくなったり、最初から最後まで集中して読めました。今後の活躍がますます楽しみになりました。
読了日:03月18日 著者:中村 倫也
キネマ探偵カレイドミステリー (メディアワークス文庫)キネマ探偵カレイドミステリー (メディアワークス文庫)感想
作品をハイペースに生み出していく斜線堂先生のデビュー作ということで読むべきかなという気持ちで読みましたが強烈にビンタを食らったようなパンチの効いたミステリーでした。映画、動画を軸に事件が起きて、映画好きのひきこもり探偵嗄井戸が留年危機の奈緖崎と共に解決へ向かう。その過程も良きでした。
読了日:03月17日 著者:斜線堂 有紀
ネメシス2 (講談社タイガ)ネメシス2 (講談社タイガ)感想
今村先生の1巻とは違う読み味ですが、これはこれで良いのかなと思いました。ミステリーとして見せ方が違うので、そこが良い。トリックというより事件の背景に重きがおかれていて、読み終えた後の余韻がありました。
読了日:03月16日 著者:藤石 波矢
ジャイロスコープ (新潮文庫)ジャイロスコープ (新潮文庫)感想
不思議な余韻がただよう短編集。掴み切れないような描写が多めでした。個人的にif、彗星さんたちが好きでした。
読了日:03月15日 著者:伊坂 幸太郎
ネメシス1 (講談社タイガ)ネメシス1 (講談社タイガ)感想
春から始まる同名ドラマの脚本協力した作家陣が変わり変わりに刊行していく。屍人荘の今村先生らしくキャラが立っていて、会話もコミカルで頭で膨らませやすい作品でした。ミステリーとしても解決への導き方が丁寧で良いです。続きも読みたくなりました。
読了日:03月15日 著者:今村 昌弘
非日常の謎 ミステリアンソロジー (講談社タイガ)非日常の謎 ミステリアンソロジー (講談社タイガ)感想
非日常かどうかは読み手次第だが読ませる短編集でした。まず、参加している作家陣が今勢いのある人や実績がある人が揃っていて、各話に安心感がありました。話の雰囲気が作家によって異なるので読んで確かめてほしいです。
読了日:03月14日 著者:芦沢 央,阿津川 辰海,木元 哉多,城平 京,辻堂 ゆめ,凪良 ゆう
忘却の楽園I アルセノン覚醒 (電撃文庫)忘却の楽園I アルセノン覚醒 (電撃文庫)感想
表紙の2人が主役と思いきや同期の友人達の方が前に出ていて、中途半端な印象でした。
読了日:03月13日 著者:土屋 瀧
天才王子の赤字国家再生術9 ~そうだ、売国しよう (GA文庫)天才王子の赤字国家再生術9 ~そうだ、売国しよう (GA文庫)感想
祝アニメ化、二桁巻数リーチ。ページは少なく薄い印象ですがウェインの頭の切れ具合や狂気も感じられたし、ニニムは珍しく役に立たない展開で凹むのが可愛いです。2人だけでなくフラーニャも静かに決意が固まってきて良い。まだまだ盛り上がっていきそうです。
読了日:03月13日 著者:鳥羽 徹
俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる 16 (GA文庫)俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる 16 (GA文庫)感想
受験失敗の鋭太に忍び寄るカオルの狂気が恐ろしいがヒメにまで手を出したのはイラッときたが鋭太がカオル、カオリの事を知ったうえでも親友だと言えるのはハーレムの主としては最高でした。頭の良いふりをせずに本能全開な終盤は爽快でした。おとなしかった真涼も油断も隙もなく、次巻が楽しみです。
読了日:03月12日 著者:裕時悠示
僕の軍師は、スカートが短すぎる2~サラリーマンとJK、ひとつ屋根の下 (GA文庫)僕の軍師は、スカートが短すぎる2~サラリーマンとJK、ひとつ屋根の下 (GA文庫)感想
軍師・穂春は可愛くて頭が切れる。まさか全てが彼女の思い通りに進むとは。都合の良いところはありますがそれでも契約書の問題やグループのピンチを一気に解消して見せるのは爽快でした。グループの面々も掘り下げられていてよし。次は史樹の妹が来訪するということで楽しみにしてます。
読了日:03月12日 著者:七条 剛
卒業したら教室で (創元推理文庫)卒業したら教室で (創元推理文庫)感想
待ちに待った新刊。柳瀬さん達3年生の卒業式目前に七不思議の謎が出てくる。事件を追っている捜査、七不思議の謎に似せてきた小説、未来の葉山とミノ、場面転換が著しいが、全てが繋がる最後は圧巻でした。シリーズを通しての伏線や表紙の意味が分かるのは爽快でした。余韻も良かったです。
読了日:03月11日 著者:似鳥 鶏
インフルエンス・インシデント Case:01 男の娘配信者・神村まゆの場合 (電撃文庫)インフルエンス・インシデント Case:01 男の娘配信者・神村まゆの場合 (電撃文庫)感想
SNSの発展により、様々な事件が起きていく現代に訴えかけているような内容でした。専門用語がちらほら混ざっていて、SNSやインターネットで過ちを犯してしまう人の思考を読み取っていたのは興味深いです。社会的に無敵な人を生み出さない工夫は必要なんだと思いました。
読了日:03月11日 著者:駿馬 京
子ひつじは迷わない   泳ぐひつじが3びき   (角川スニーカー文庫)子ひつじは迷わない   泳ぐひつじが3びき   (角川スニーカー文庫)感想
水泳部の問題でそれぞれの泳ぎ方でその人の性格を判断していくのは珍しいというかよく発想が生まれるなぁと。成田と仙波、成田と松宮の拗れた関係が対比になっていて、いずれ仙波も心開くようになるんだろうか。そして明かされた成田の気持ちはどうなるのか気になりますね。
読了日:03月10日 著者:玩具堂
家庭用事件 (創元推理文庫)家庭用事件 (創元推理文庫)感想
再読。時系列バラバラな短編で気軽に読めるからこそ5話で明かされた秘密がグサっときました。確かに気になる部分はありましたがそういう事情があったのかと。油断してると不意を突かれますね。表題作に関してはあっさり済ましていいのかなとは思いましたが、仕方ないのかな。
読了日:03月09日 著者:似鳥 鶏
ハイキュー!! ショーセツバン!! 12 (JUMP j BOOKS)ハイキュー!! ショーセツバン!! 12 (JUMP j BOOKS)感想
日向が日本を立つ時は知りたかったので触れてくれて良かったです。及川さんと偶然の出会いをしたところも掘り下げてくれて嬉しかったです。本編ですっ飛ばした部分を拾ってくれてありがたいです。
読了日:03月08日 著者:星 希代子,古舘 春一
ひぐらしのなく頃に解 第一話 目明し編(下) (星海社文庫)ひぐらしのなく頃に解 第一話 目明し編(下) (星海社文庫)感想
そういうことかと唸る場面が多々あり、まさに解答編といったところ。魅音、詩音の入れ替わりはややこし過ぎるし初見で突破は無理だよ笑 狂気に満ちた惨劇でしたが終わってみると切なくなる。レナは手強いな。
読了日:03月08日 著者:竜騎士07
ひぐらしのなく頃に解 第一話 目明し編(上) (星海社文庫)ひぐらしのなく頃に解 第一話 目明し編(上) (星海社文庫)感想
園崎詩音の悟史への想いや園崎家への想いが痛いほど伝わってくる内容でした。詩音、魅音の姉妹だけど側にいられない複雑な関係が切なくもありました。悟史が転校し、下巻ではどう暴かれていくのか気になりますね。
読了日:03月08日 著者:竜騎士07
昨日まで不思議の校舎 (創元推理文庫)昨日まで不思議の校舎 (創元推理文庫)感想
再読。学校の七不思議の話は軽い雰囲気になりがちでさらっといく印象がありますが、今作はいくつもの伏線が張られていて、何層も重ねられている展開で真実が明かされるたびに先が気になって仕方がないミステリーでした。葉山くんが成長しているようですが、柳瀬さんがアクション起こさないとな。
読了日:03月07日 著者:似鳥 鶏
モダンタイムス(下) (講談社文庫)モダンタイムス(下) (講談社文庫)感想
下巻。魔王から続く話の流れがハッキリ見えた結末には呆気なさと冷たい現実が見えてびっくりしました。生きている間は考えるのをやめたらいけないのがよく分かりました。役割分担して仕事と割り振っていったら気づかないものですね。奥さんのパワープレーは清々しいものがありました。最後まで読んで納得しました。
読了日:03月06日 著者:伊坂 幸太郎
【第8回「ネット小説大賞」受賞作品】死にたがりな少女の自殺を邪魔して、遊びにつれていく話。 (宝島社文庫)【第8回「ネット小説大賞」受賞作品】死にたがりな少女の自殺を邪魔して、遊びにつれていく話。 (宝島社文庫)感想
序盤から中盤までは題材のわりに主人公とヒロインの掘り下げが足りなくて物足りなさがありました。ただ、2人がなんとか関係を築けて心を打ち明けられるようになってからはもどかしい恋に見えて良かったです。終盤の解決法は笑ってしまいましたが、人生に苦労した2人だからこそのものがありました笑
読了日:03月05日 著者:星火 燎原
春待ち雑貨店 ぷらんたん (新潮文庫)春待ち雑貨店 ぷらんたん (新潮文庫)感想
雑貨店ぷらんたんに関わる人達が自分の幸せを掴むために選択しながら生きていく様子が描かれていて、生きていて感じる苦味や甘さを引き立てていて、1話1話が深く刺さってきます。ミステリーとしても楽しめました。素晴らしい1冊でした。
読了日:03月04日 著者:岡崎 琢磨
いわゆる天使の文化祭 (創元推理文庫)いわゆる天使の文化祭 (創元推理文庫)感想
再読。最初は文化祭準備期間に起きたイタズラから始まったが葉山くんがふとしたことで発見してしまったことにより事件に重みが生まれる。別の学校でも同様の事件が起きていて… なぜこんな事件が起きたのかが分かる最後はスッキリしました。
読了日:03月04日 著者:似鳥 鶏
シンデレラは探さない。2 (講談社ラノベ文庫)シンデレラは探さない。2 (講談社ラノベ文庫)感想
2巻は新キャラ宮古が登場。家庭の事情で振り回されて自分の気持ちに蓋をしていた少女でした。俯瞰しているのは良いことだけど、ずっと眺めているだけでは変わらないというのを陣と礼の姿を見て話して、影響を受けて前に進んでいって良かったです。陣の本音もポロリと落ちて、ますます楽しみなシリーズになっていきそうです。
読了日:03月03日 著者:天道 源
あなたも名探偵あなたも名探偵感想
まさかマリア&漣シリーズの短編が読めるなんて嬉しかったですし、収録作で1番好きな話でした。あとは小市民シリーズの短編は既に読んだことがあった話でしたが上手い構成だなと改めて思いました。そして白井先生の話は初めて読みましたが好きなミステリーでした。
読了日:03月02日 著者:市川憂人,米澤穂信,東川篤哉,麻耶雄嵩,法月綸太郎,白井智之
六人の嘘つきな大学生六人の嘘つきな大学生感想
就活で最終選考のグループディスカッションに参加するために6人が仲を深めていくがいざ試験が始まる前にみんなが敵みたいな状況になり、それぞれの秘密が暴露されていき疑心暗鬼になる。とても練られていたストーリーで全て繋がっているのが分かる終盤は素晴らしいです。人を一面見ただけで評価するのは違うというのはよく伝わってきました。ただミステリーとしては意図的に伏せられていたことがあったのは残念だったなと。 
読了日:03月01日 著者:浅倉 秋成
残業のあと、朝焼けに佇む彼女と (新潮文庫)残業のあと、朝焼けに佇む彼女と (新潮文庫)感想
続いてくれたことに感謝。ソシャゲ制作の大変さを書きつつお仕事小説としても心に響く台詞が多々あり、社会人、クリエイターとして大事なことはこの小説に書かれている。友利と青塚が成長して立ち位置が変化してきたので、今後の更なる成長が楽しみです。
読了日:03月01日 著者:紙木 織々

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