今回はダンジョンではなくファミリア同士の抗争に発展して、ベル達は厳しい戦いを強いられる。さらに、2巻から放置されていたリリのファミリアの問題も絡んできて、1冊でよくまとめたなと。
格上であるアポロンファミリアから戦いを挑まれて、ベルが特訓して強者に挑むのも心踊りますし。
また、困っているヘスティアファミリアに力を貸していく、ヴェルフ、命、リューさんの覚悟も胸が熱くなりました。
リリの問題も簡単にはいかず、絶望感がありましたが、ヘスティアや仲間達が支えに来て、自らが覚悟を示して問題を解決するのもグッときました。
肝心の戦争遊戯はみんなの力を使って、見事にジャイアントキリングを達成して、晴れやかな終わりになりました。
ベルだけでなく周りの人達の奮闘がありこれまでとは違う盛り上がりでした。
『戦争遊戯』―対立する神々の派閥が総力戦を行う神の代理戦争。勝者は敗者の全てを奪う。そして敵神の狙いは―「君の眷族、ベル・クラネルをもらう!」戦争開始まで期限は一週間。更に追い打ちをかけるように今度はリリが“ソーマ・ファミリア”に捕らえられてしまう!もはや絶望的な状況。それでも少年と『出会い』、幾多の『冒険』を経た絆が今ここに集結する。全ては勝利のために!『上等だ、アポロン!僕等は受けて立ってやる、この戦争遊戯を!』これは、少年が歩み、女神が記す、―“眷族の物語”―