セカンドシリーズの開幕はクラウスの取り合いから始まる。
灯より格上である鳳チームが出てきて、クラススを引き抜くということで灯にピンチが。
スパイのチームとして灯は外から見れば生緩く見えるかも知れないが、互いを想って団結する時は下馬評を覆す魅力がある。
クラウスと出会う前とはみんな違っていて、逞しくなった。
ただ、結末に関しては都合の良いというか何というか。
今回の主役である不幸体質のエルナの本質はまさに愚人といえるが、愚かさも愛せるようになった彼女の成長は胸が熱くなります。周りのみんなもそっとしていてくれるのが良い関係ですね。
伏線や驚かし方が巧みな作品ではありますが、優秀だった鳳がああなってしまったのはびっくり。
次巻の灯の苦戦は必死だが、それでも足掻く灯のチームワークを信じたい。
どんどんハードルが上がっていくが、どうなるかな。
"不可能任務"専門機関『灯』、解散の危機が襲い来る――!
「寄越せ――お前たちのボスを」全スパイ養成学校のトップ6で編成された機関―鳳―はボス不在という問題を抱えていた。そこで目をつけたのは凄腕のスパイ、クラウスだった。チーム―灯―に崩壊の危機が訪れる――!