作品は知っていて、面白いという評判は聞いていたので映画を観て見ましたが、想像以上に面白くてビックリしました!
映画作りで必要なみんなで作るという大切さと主観と客観の中間に立って考える重要さは当たり前だけど、当たり前だから難しいなと。
撮影の楽しさや大変さ、撮影が終えた後の監督や編集の作業は想像絶する過酷さがあって、完成するまで油断出来ないものなんだと教えられました。映画を作る意味、誰に届けるのか、映画に限らずに大切なことを考えさせられました。
話は落ち着くことなく、ジェットコースターに乗せられたように、わいわいしたり、本気なところ、苦しみながら足掻く姿など、ぽんぽん進んでいきながら登場人物の抱えているものなどの背景も見せて違和感なく物語を展開していくのは見事としか言えないです。
劇中で映画作りを主題にしていて、その映画自体も非常に魅力的でした。まるで映画2本観たような満足感が得られました。
映画を観ていて、何度か泣きそうになるくらい突き刺さる場面があり、それは人それぞれ違うところだろうから、多くの人に観てもらいたい映画になっていました。
監督や脚本、映像、音楽やキャストも絵もその他スタッフみんなの相乗効果を感じました。
原作やパンフレットも読みたいですし、音楽も改めて聴きたいと思いました。
ゆくゆくは円盤も買いたくなるくらいハマってしまいました。
終わり方もなんともエッジの効いた演出で素敵な幕引きでした。
観終わると、自分も本気で動きたくなる勇気を貰いました。