剣崎シリーズの始まりの1巻。
単行本既読で映画も鑑賞済み。シリーズの新刊が発売されるので読み返しました。
内容は大体は知っているから確認するようになってしまったが明智さんと葉村くんの関係は何度読んでも良い。
気になったのは、葉村くん、比留子のキャラクターが定まっていなくて不安定だったかな。
また、作中で被害者達にも理由がある…と擁護していたがそれは厳しいし、無理に善悪に追求していくのは作風が定まってないように思いました。
ミステリーとしては特殊なクローズドサークルを作っていて興味深い。読んだ読者がネタバレしないのは不思議だが、バラしてしまったら楽しめないから当然なのかな。
神紅大学ミステリ愛好会の葉村譲と明智恭介は、曰くつきの映研の夏合宿に参加するため、同じ大学の探偵少女、剣崎比留子とペンション紫湛荘を訪れる。しかし想像だにしなかった事態に見舞われ、一同は籠城を余儀なくされた。緊張と混乱の夜が明け、部員の一人が密室で惨殺死体となって発見される。それは連続殺人の幕開けだった!奇想と謎解きの驚異の融合。衝撃のデビュー作!