羽休みに娯楽を

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ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか14

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか14 (GA文庫)

 

分厚い1冊だが、死闘に次ぐ死闘の連続で、ベル達が死に物狂いで生き延びようと戦う姿に胸を打たれましたし、リューさんの過去を知れたりと気になって仕方ない展開になっていて一気読みですね。

読み終えた後はヘトヘトになりましたが、良い終わり方だったので、心地よい気分に浸れます。

 

いつも引っ張ってくれるベルがいないヘスティアファミリアの冒険は柱がいなくても、やってやるという覚悟が伝わってきて良かったです。

いつも勇気をくれるベルがいないと、士気にかかわるが、そこはアイシャが上手くやってくれた。

そして、ヴェルフもパーティを救う偉業を成し遂げたのは見事でした。

 

ベルとリューさんの深層での死が隣にある戦闘の間にラブコメがあり、ご馳走様でした。

冗談はともかく、互いに出来ることを分かち合い、諦めたくなるところでも泥をすすってでも助かる道を模索していくのはハラハラしたが、その分、最後のクライマックスが引き立ちましたね。

 

リューさんか過去から解き放たれて安心しました。

 

 

 

「迷宮の孤王―アンフィス・バエナ!」絶望の『予言』は終わらない。惨禍の宴が繰り広げられた27階層で巻き起こる新たな異常事態。退路を断たれたリリ達は、ベル不在の中で『冒険』を余儀なくされる。「深層…」一方でベルとリューを待ち受ける過酷の名は『37階層』。孤独、孤立、孤絶、最凶の舞台で幕を開ける最悪の決死行。そして迫りくる“厄災”の影。かつてない過酷に翻弄される中、リューは生と死の狭間で過去の情景を見る。「私には、もう…『正義』はない」これは、少年が歩み、女神が記す、―“眷族の物語”―