羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

王様のプロポーズ 極彩の魔女

王様のプロポーズ 極彩の魔女 (ファンタジア文庫)

 

デアラコンビの新作ということで、どんな作品か気になってしまいました。

安定のコンビで安心して読めました。

作者らしい歪んだ性癖やぶっとんだ倫理観を織り交ぜつつ、少年が魔女を、世界を救うために真っ直ぐに動く王道展開でした。

魔女に一目惚れした少年が王様と合体した。何が起こっているのか是非読んで確かめて欲しい。

また、合体した背景や魔女の目的などもしっかり練られているので、世界観に浸かりやすかった。

 

周りの登場人物達も濃い個性で賑やか。

特に強気だけど、根が真面目なアンヴィエットさんがツボです。笑

 

前作のデアラ要素もありつつ、新たな物語が始まっていきそうで、続巻が気になりますね。

 

 

世界を統べる魔女の身体と力を手にした少年の、最強の初恋!

久遠崎彩禍。三○○時間に一度、滅亡の危機を迎える世界を救い続けてきた最強の魔女にして、魔術師が通う学園の長。

「――――君に、わたしの世界を託す――」

そして――玖珂無色に身体と力を引き継ぎ、死んでしまった初恋の少女。無色は彩禍の従者、烏丸黒衣から彩禍として誰にもバレないよう学園に通うことを指示されるのだが……。クラスメイトや教師にさえも恐れられ、再会した妹からは兄のことを好きという相談を受ける波瀾の生活が待ち受けていた!

「お静かに。手元が狂います。――いえ、口元が、でしょうか」
さらには油断すると男性に戻ってしまうため、女性からのキスが必要不可欠で!?

デート・ア・ライブ」のコンビが放つ新世代最強の初恋!