羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

ブルーピリオド2

ブルーピリオド(2) (アフタヌーンコミックス)

八虎が藝大を目指すためには親を説得するというのは大事なことで。

親の気持ちを受け入れて、自分の藝大への想い伝えることが出来たのは非常に良かったと思うし、グッときました。

 

大受験へ気持ちが上向きだったが、知らない知識や情報量、絵を描く感性や方法などに圧倒され、悩む八虎。

それでも一つ一つ向き合っていく姿勢は素晴らしい。

上手い絵と評価される絵というのは必ずしも一致することではないというのは中々難しい。

 

世田介くんが爆発する理由も分からないわけではないが、八虎に対してやつあたりしたのはちょっと… しかし、世田介から見ればなんでもやれそうな八虎に思うことがあるのは分かるが。

八虎が世田介の言葉にショックを受けつつも、それをバネにして飛躍しようとしていくのは、呑まれました。

悔しさを力に変えるのは簡単ではないな。

 

鮎川に関しては現実が辛いなと。

それでも同情だけはしてはいけない。


絵だけでなく、登場人物の葛藤も上手く織り込んでいるから、深くのめり込めますね。

 

 

成績優秀、世渡り上手なリア充高校男子が絵を描く喜びに目覚め、美大を目指す! 膨大な夏休みの課題を終えた八虎は、ついに「美大専門の予備校」に足を踏み入れるが、そこで初めて「天才」と出会う。自分の身の丈を思い知らされた八虎の決意とは。話題沸騰のアート系上昇志向漫画、2巻登場!