初森博嗣作品。有名作ですが、理系要素があるのでちょっと敬遠してましたが、かなり面白かったです。
確かに理系要素があり、トリックや事件に使われた部分で分からないところはあったがそれでも楽しめるように作られていたなと感じました。
タイトルのすべてがFになるという意味が分かった時の衝撃が良かったです。
真相に至るまでは難解でしたが、犀川先生の推理の過程が丁寧なので真相が明かされた時によく伝わってきて良かったです。
犯人のトリックには唸るしかないです。
犀川先生、萌絵の2人の関係や、やりとりは賑やかで良かった。続きも読みます。
会話や地の文も独特のものがあり、雰囲気が非常に気に入りました。
犀川先生と犯人のやりとりも様々な感情が巡っていて良かったです。
孤島のハイテク研究所で、少女時代から完全に隔離された生活を送る天才工学博士・真賀田四季。彼女の部屋からウエディング・ドレスをまとい両手両足を切断された死体が現れた。偶然、島を訪れていたN大助教授・犀川創平と女子学生・西之園萌絵が、この不可思議な密室殺人に挑む。新しい形の本格ミステリィ登場。