羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

サイレント・ウィッチ 沈黙の魔女の隠しごと

サイレント・ウィッチ 沈黙の魔女の隠しごと (カドカワBOOKS)

 

どっかの作品の紹介されているチラシが挟まっていて、気になったので読みました。

そしたら、ドンピシャで自分好みの作品で、そのチラシに感謝したいです。

 

主人公・モニカは人見知りを極めていて、詠唱が唱えられない。

だから無詠唱で行えるように極めた末に天才魔女になっていたというのが良い設定ですね。

読んでいて、モニカの一挙手一投足が気になって仕方ないです。

小動物みたいな扱いになりますが、実は最強みたいなギャップも見事!

従者の猫のネロもモニカの支えになっていて、良き。

 

モニカやネロ以外も魅力的なキャラクターが多くて、良かったです。

 

モニカが潜入任務をしていくうちに、学友などと話さなければならず、人見知りを変えようとしていく要素もグッときました。

 

護衛対象である第二王子は怪しい気配がプンプンしていて、どんな思惑があるのか。

 

これからのシリーズが楽しみです。

 

〈沈黙の魔女〉モニカ・エヴァレット。無詠唱魔術を使える世界唯一の魔術師で、伝説の黒竜を一人で退けた若き英雄。
だがその本性は――超がつく人見知り!? 無詠唱魔術を練習したのも人前で喋らなくて良いようにするためだった。
才能に無自覚なまま“七賢人”に選ばれてしまったモニカは、第二王子を護衛する極秘任務を押しつけられ……?
気弱で臆病だけど最強。引きこもり天才魔女が正体を隠し、王子に迫る悪をこっそり裁く痛快ファンタジー!