羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

笑わない数学者 MATHEMATICAL GOODBYE

笑わない数学者 MATHEMATICAL GOODBYE S&Mシリーズ (講談社文庫)

 

館モノミステリー。

巻数を重ねて、様々なタイプのミステリー話を読めるのは嬉しいが、今回はあまりにも煮え切らない締めだったのは残念でした。

事件の被害者達や関係者の思惑もハッキリせずにモヤモヤする終わりで、犯人の動機も分からずに締めくくられるのはなぁ…

 

館に仕掛けられた不思議なオリオン像については真相が明らかになるまで分からなかった。

明らかになったら、あぁ!とやられた気持ちになりました。

 

萌絵の友人に振り回される犀川先生に可愛さを感じました。

 

偉大な数学者、天王寺翔蔵博士の住む「三ツ星館」。そこで開かれたパーティの席上、博士は庭にある大きなオリオン像を消してみせた。一夜あけて、再びオリオン像が現れた時、2つの死体が発見され…。犀川助教授と西之園萌絵の理系師弟コンビが館の謎と殺人事件の真相を探る。超絶の森ミステリィ第3弾。