天津風の青春バカっぷりが1巻より控えめだったのはもったいないような、これで良かったのかなとも思う。
琥太郎や周りを振り回すのを毎巻やるのはワンパターンか。
今回は未来から来た加賀美の親が現在のクラスメイトで2人は仲違いをしている。どうにか2人を仲良く恋人になる方向へ導かないと加賀美が消えてしまうというもの。
結婚するはずの赤城と能見か結婚しなかったら、加賀美が生まれることがない。
さぁ、大変だと、赤城と能見をくっつけるために琥太郎が奮闘してみるが、上手くいかず。
ヲタクとギャルという外面を見ると相性悪そうだが、時折交わる瞬間などを見ると仲が良さそう。
なのに、2人の距離が焦ったくなるし、タイムリミットが近づいても変わらない様子にハラハラしました。終盤の運命の分岐点となるところはドキドキしながら読みました。
赤城と能見の事情は子供あるあるのもので、だけど2人は互いの気持ちを間違えることなく知ることが出来て良かった。
最後の問題をズラして強引に解決してみせる琥太郎の機転の良さは良かったです。
次巻はどんな問題が来るのか楽しみです。
君が青春できなきゃ世界が終わる! 林間学校で新たな事件発生?
無自覚に世界の因果をねじ曲げるほどの強運の持ち主、天津風撫子。一歩間違えればあっさりと世界が崩壊しかねない綱渡りのような状況の中、天津風の青春コンプを満たすためだけに設立された部活〈アオハルパーティ〉だったが、なんやかんやで琥太郎たちは騒がしい日常を楽しんでいた。
「泊まりがけの遠足! そんなもの、どう考えても素晴らしい青春の一ページじゃないですか!」
クラスでの林間学校を控えてテンションがブチあがる天津風。だがそこには新たな問題が待ち構えていて……? 今度は世話焼きママ委員長こと加賀美美玖が消滅の危機……ってどういうこと!?