タイトルて表紙に惹かれて、衝動買いしたら大当たりの名作でした!
吃音を持つ少年・あずきが苦しみながら、自分が目指すものを見つけて、がむしゃらに突き進んでいく様子は胸を打たれます。
自分も吃音で悩んでいたことがあったから、あずきが上手く話せないことで苦しんでいるところは泣きました。
話せないことのストレスや痛みを上手く漫画で表現していて、よりあずきの置かれている現実が伝わってきました。
あずきが少しずつ前に進み、友人も出来て、これからどう成長していくのか期待です。
友人達も掘り下げられていくし、近くの大人もスポットがあたるのは良いですね。
繊細で大胆な筆致の才能デビュー。吃音の少年が野球と仲間を通じて「世界」へ踏み出す勇気と思いやりの物語ーー。 言葉がつかえて上手にしゃべれない吃音の少年・あずきは、周囲から孤立し、やがて不登校になった。 そんなあずきを孤独の闇から救ったのはプロ野球選手の向井信次郎。どんなブーイングや逆境にも負けない彼の背中と言葉を信じ、あずきは、外の世界へと踏み出していく。