羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

リエゾン ーこどものこころ診療所ー(7)

リエゾン(7) ーこどものこころ診療所ー (モーニングコミックス)

 

表紙の向山さんの表情が堪らない!

いつも無表情な向山さんの過去が明らかになり、彼女もヤングケアラーだったこともあり、これからの人生を絞ろうとしている少女・足立と足立母に寄り添っていく姿には心が救われていく気持ちになりました。

 

頑張れて、なんとかなってしまう子ほど発覚が遅くなってしまうのは歯痒いものですね。

現実的にヤングケアラーになることで、子供の将来が狭まってしまうことはなんとか防がないといけないなと。

 

発達障害等、障害を持つ人が運転免許を取るのは難しいだろうが、それでも取りたいと思う気持ちを応援したくなりました。

遠野と村本の友情にグッときました。

 

そして、虐待について踏み込んできた。

家庭内の問題に首を突っ込むのは難儀なことだが、助けないとその子が…

行政とルールだったり、線引きに乗っ取りながら助けにいかないといけない。

次巻でどう解決するのか注目です。

 

 

大人が担うべき家事や家族の世話を日常的に行なう子どもたち(ヤングケアラー)。
家族を想う純粋な気持ちが自身の将来を閉ざしてしまうことに、彼らは気づかないでいる。
スクールカウンセラーでもある心理士の向山は、自身の経験から、子どもたちに決して人生を諦めさせない。