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読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

純白令嬢の諜報員 改編1.侯爵家変革期

純白令嬢の諜報員 改編1.侯爵家変革期 (ファンタジア文庫)

 

冷酷な諜報員でも好きな小説がある。しかしその小説の最終巻は無慈悲なもので、それを認めない諜報員,ラプターは死に際にも強く願う。その願いが叶い、好きな小説の世界に入ることに。

設定からして気になって読んでみましたが、主人公のラプターの冷たい部分と小説、ロザリンドへの愛がほとばしる二面性を持っていて好きになりました。

また、不幸になるのが決まっていたロザリンドを幸せに導くために策略を練ったりしていく熱量と冷静さが良かったです。

 

諦めかけていたロザリンドがラプターによって自分の未来を掴もうと変わっていくのがグッときました。

 

悲劇からハッピーエンドに変えるまでの策略が見事でした。また、締め方も非常に良い気分になりました。

 

続きが読めるならば、読みたいです。

 

全知全能の暗躍で、少女の破滅を《改編》せよ。

あらゆる任務を成功させてきた、某国最高峰の諜報員・ラプター
彼が転生した異世界は、彼の心を唯一震わせ、そして絶望させた小説『薄幸のロザリンド』の世界そのものだった。
ゆえに彼には分かっていた。令嬢ロザリンド――物語の主人公であり、最も愛した少女が、世にも凄惨な末路を辿ることを。
「こんなバカげた結末――私が必ず変えてみせる」
どんな極秘情報さえ「作品の設定」として全て記憶しているラプター
世界の未来さえも識っている彼は、縦横無尽の暗躍を以て、少女の破滅を〈改編〉する――!
第34回ファンタジア大賞《金賞》の謀略ファンタジー開幕!