羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

継母の連れ子が元カノだった8 そろそろ本気を出してみろ

継母の連れ子が元カノだった8 そろそろ本気を出してみろ (角川スニーカー文庫)

 

好きな人と距離を詰めるために必要なのは勇気。

そのために本気を出して、踏み込んでいく姿勢が垣間見える眩しい青春でした。

高校生男女の拗れた恋愛模様だが、要所で真っ直ぐな気持ちをぶつけているから目が離せない。男子も女子も考えて、ぶつかり合って、変わっていく関係には惹きつけられるものがありました。

 

生徒会面々の恋は正直興味はないが、ずっと曖昧で済ませていた川波と南の2人がきちんと自分の気持ちと向き合って、前進していくのにはグッときました。茶化しているが、この2人お似合い過ぎるんだよな。

 

最後に覚醒したいさなとそれを見た水斗、決意した結女、そこに介入してくる不穏な気配。次巻が気になります。

 

そうきたかという締め方で、結女が決意を固めている裏で水斗は違う方向に舵を切っていくのは残酷だな。

いさなは無自覚に周りを振り回す台風みたいな存在過ぎる笑

 

そして、タイトルの通りになった元を辿っていくことで、水斗と結女に何が起きるのか。

少し怖い。

 

 

カップルたちに“本気”の前進!? 恋乱れ咲く神戸旅行編!

会長・鈴理の提案で旅行に行くことになった生徒会。
水斗にいさな、星辺先輩、暁月と川波も誘い出し、勢揃いで向かう先は恋人の集う街・神戸!
港町に温泉街、夜景スポットを巡るなか、それぞれの恋の思惑、駆け引きが繰り広げられ――!?
そんな様子をROM専として眺める川波も、今回は例外ではないようで。
「――あたし、まだ、こーくんのこと普通に好きだよ」
恋愛感情アレルギー体質を治そうと、彼女モードの暁月による荒療治が始まった!
失った“あの頃”の関係、守ってきた一線、そして積み重ねてきた時間を、振り切るのは簡単ではないけれど。
ホンネでぶつかる恋が乱れ咲く、神戸旅行編!!