前巻からの続きの水死体事件は犯人が杜撰だなと思いましたが、ロンの禁断症状を抑える薬のテスト相手だと考えると良い小物だったのかなと。
ロンの禁断症状や過去に近づいている感触があり、読み応えがありました。
才能を持つ人が誘拐される事件としては、犯人とロンの探り合いが魅力的でした。
誘拐方法や誘拐する理由も練られていて、真相には珍しく結末が待っていました。
研究室での事件は胸が痛むが、犯人を突き止めて自分の過ちに気づかせるのに、ロンの変化が感じられました。
最後の次巻へ続くエピソードは不穏な気配がプンプンして、いったいどうなるのか気になります。
もふ先生を誘い、海水浴に出かけたロンとトト。心身リフレッシュのためだったが、もふ先生が水死体を見つけてしまう。遺体は行方不明だったサーファーで、酔って夜の海に入り溺死したと思われたが、ロンは事故ではなく殺人と断定する。訳あり探偵とピュアな迷刑事の異色コンビが事件に挑む、探偵活劇第5巻!