スパイ小説なら、裏切りもあるよね。
前回、モニカの裏切りで引きだったので気になっていましたが、なぜ裏切ったのか知りたかったが、切ない事情にグッときました。
誰にも明かせないから、敵につけ込まれるのはやるせないな。クラウスが見抜けなかった理由に関してはそういうことも起きるのだなと。
前半のモニカの苦悩を知っている分、皮肉にも終盤のモニカに熱があったのは作者の意地が悪いな。
次巻で広がり過ぎた問題をどう収束させるのか楽しみですね。
裏切りはモニカだけでなく、他にもいて。
予測不能な展開は相変わらずでした。
今までクラウスが何とかしていたが、クラウスがコントロール出来ない事態を迎えて、どんな結末が待っているのか気になります。
「この世界を壊していけばいいんだろう? ――汚れて醜い裏切り者として」 モニカの背反により半壊した『灯』は、真相を求めてフェンド連邦を駆ける。 これは窮地に追いやられた少女が、世界を敵に回す物語――。