羽休みに娯楽を

読書、主に小説の感想を上げています。たまに、漫画や映画等も。

狼と香辛料 (6)

狼と香辛料VI (電撃文庫)

 

ホロとロレンスの関係は安定しているようで、まだ揺れ動くものなのかと再確認出来ました。喧嘩していても、探り合いつつ落としどころが見事です。

ホロの心は故郷の事となると弱くなる。

ロレンスがその都度、支える。

良い関係だなぁ。

互いにぶつくさ言いながらも距離を取ったり近づいたり、馬鹿ップルだなと。

2人のすれ違いや通じ合う心などは見どころです。

 

旅の過程でロレンスの弟子・コルが出来て、仲間が増えるのは意外でしたが、これからは違う形になっていきそうで楽しみ。

ロレンスがコルに教えていくことで変わっていきそう。

また、ホロと出会ったことで変わってきた様子が窺えて良かったです。

 

前巻から追いかけている件は未解決なのは意外でした。

 

 

ホロが口にした、旅の終わり―。ロレンスはそれを説き伏せ、ヨイツまで共に旅を続けることを決める。二人は、エーブを追いかけてレノスの港から船で川を下る。途中、船が立ち寄った関所では、厄介ごとに巻き込まれている様子の少年の姿があった。ロレンスは、図らずもその少年・コルを助けることになる。そして、訳ありらしいコルの故郷の話や、船乗りたちの噂話を聞くうちに、二人はヨイツに関する重要な言葉を耳にしてしまい―。絶好調の新感覚ファンタジー、シリーズ初の、船での旅の物語。